旧荻野家 | 私の好きな薬師池公園
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旧荻野家

【旧荻野家】東京都指定有形文化財(医家)
 この家はもと町田市にあった荻野家より町田市に寄贈され、昭和49年移築復元された。
 桁行11.67メートル、梁間8.18メートル、一重、入母屋造、妻入、カヤ葺、建築面積145.53平方メートル。
 茅葺入母屋々根のこの家は桁行(けたゆき)六間半、梁行(はりゆき)四間半の大きさで、後方に杉皮葦の風呂場と便所を突き出しているが、家の向きは農家と違って妻入りであり、内部の間取りも町屋と似た所がある。すなわち、前側二間が町屋風の土間と「調合座敷」、その後方には左手に二室の座敷、右手に家族生活のための「中の間」と台所土間をとる。また前側の土間の戸締りには町屋の揚戸が使われている。
 家の年代は幕末期と推定されるが、外観、内部とも整い、町屋の造りを取入れた農村部の医家の建物として類例の少ない民家である。

 東京都文化財保護条例(昭和51年3月31日改正)により、文化財の指定種別を都重宝から東京都指定有形文化財に変更した。[案内板より]

 荻野家の入り口には薬医門があり、裏側には板倉があります。

旧荻野家