【旧永井家】国の重要文化財（農家）

　永井家は、もと町田市小野路町（現多摩市永山）にあり農業を営むその地域の旧家であったが多摩ニュータウン建設区域内にあった為、取りこわされることになった。多摩ニュータウンの建設にともない町田市に寄贈され、昭和50年（1975）にこの薬師池に移築された。

　建設年代についての文献史料はないが、構造様式等に注目する点があり、土間の独立柱や前面の格子窓および竹簀子（たけすのこ）床などからみて、17世紀末を降らないと推定される。

　なお同住宅は、昭和48年7月18日に東京都の重要文化財に指定され、昭和53年1月23日に国の重要文化財に指定された。[案内板より]