- 【板倉(いたくら)】
- この建物は、旧荻野家そばの西側にあり、板倉と言い農家の屋敷内で、日当たり良い場所に建てられ米や雑穀を、籾(もみ)のまま保存する為使われました。
- この板倉は、町田市相原町の、渋谷十三氏宅にあったもので、江戸時代末期に、建てられたものと思われます。昭和58年12月に解体し60年1月に、復元しました。
- 構造は、5つの室からなっており、各室とも三方の壁、床、天井を、板で囲い前面は、揚げ板となっていて、この揚げ板を引き上げて穀物を、出し入れするようになっています。地方によっては、揚げ板の下部に、穀物の取り出し口を設けたものもあります。掘っ建て柱の上部に付いている板は、「ねずみ返し」と言い、ねずみの侵入を防ぐ為に、付けられています。 [案内板より]